大学選手権大会の団体戦においては,昭和41年に総合6位となり初のシード校に入った。
その後、昭和42年総合5位、昭和43年総合6位、昭和44年総合5位、昭和45年総合5位、昭和47年総合5位、さらに昭和48年,49年と総合4位となり,続けてシード校入りをし,まさにこの時が水泳部の黄金時代といえる。
その後,全国の大学で屋内温水プールの設立が相次ぎ,屋外プールで豊富な練習量を誇っていた本学も,通年で屋内プールを使用して行われる各大学の練習量に次第に太刀打ちできなくなり,徐々に戦績が低迷することとなった。
また,屋内温水プールのないことが,さらに選手獲得に困難な面を生じることとなった。そのために,数年間日本選手権に出場する選手がいない時期もあった。
ここ十数年来は,東京都立大学(現首都大学東京)屋内プール,玉川大学屋内プール,専修大学屋内プール,高井戸スイミングスクールプール,セントラルスポーツ府中プール,NAS永山プール,多摩スポーツ会館プール,川崎イトマンスイミングスクールプール,東京DC駒沢プール,協栄スイミングスクールプール,アクラブ堀之内プールなど,多くのプールが無償で本学水泳部の練習のために提供された。
これらプールの賃借に当たっては,卒業生以外にも多大な協力を頂いている。
近年は,少ない部員数にも拘らず,関東学生選手権で一部と二部を入れ替える成績が続く中、平成10年度に一部5位となり、平成19年からは部員数も増加し、平成19年度に一部6位、平成20年一部6位、平成21年一部8位、平成22年一部5位と一部定着するようになった。
また、日本学生選手権では,平成10,11年度に日本選手権にも出場した2名の選手(庄司慎,坂井俊太)が久々に決勝に進出(50、100、200、400m自由形)し,18年度は女子200m背泳ぎ(井汲恵美)でB決勝進出、19年度には男子100mバタフライ(沖田貴嗣)でB決勝進出,また平成21年熊本で行われた大会では、男子100mバタフライ(井上新)で3位表彰台に上がった。平成22年は、男子100mバタフライ(井上新)B決勝6位、男子50m自由形(鈴木和樹)B決勝7位、男子400mフリーリレー(兵頭洋樹、鈴木和樹、松本行永、井上新)B決勝第6位と得点をあげた。
現在,大学水泳界も選手の練習拠点を大学のみに置く場合と,スイミングクラブに置く場合とがある。
本学では,選手の練習環境を優先し,大学練習組とスイミングクラブ練習組とに分かれているが,スイミングクラブ練習組も週1~2回は,大学で練習を行い,当然のことながら大会ではチームの和を大切に結束を固めレースに臨んでいる。
また、2006年に行われた第1回オープンウオータースイミング日本選手権において、女子団体で優勝し選手権獲得校となった。その後、2008年度女子団体優勝、2010年度男子団体優勝と連続して選手権を獲得してきた。
日本水泳界は,世界の競泳のトレーニングの中でも先進的な役割を果たしている。
その水泳に関する科学的な研究の成果を如何に練習時間、環境に制限のある本学水泳部に取り入れていくかが今後の課題である。
現在は,その制限の中で定期的な血中乳酸濃度測定,ビデオ画像による動作分析,準高地トレーニングなどを行い,選手の強化に努めている。
国際大会に選出された優秀選手としては,昭和48年ユニバーシアードモスクワ大会日本代表の浜野瑞樹(バタフライ),昭和60年パンパシフィック東京大会,昭和61年ユニバーシアードマドリード大会,ソウルアジア大会,ソウルオリンピック日本代表の三浦広司(バタフライ),三浦選手はソウルアジア大会において2個の金メダルを獲得し,100メートルバタフライでは,当時のアジア新記録を樹立した。
近年では,競泳において、2008年短水路世界選手権日本代表に阿部太輔(大学院スポーツ・システム研究科修了)が選出され、シンクロナイズドスイミングでは、2004年アテネオリンピックシンクロナイズドスイミング日本代表として銀メダルを獲得,2008年北京オリンピック日本代表の川嶋奈緒子(体育学部卒,大学院スポーツ・システム研究科修了)をはじめとし,加賀谷優希(体育学部卒)が日本代表選手として2006年世界ジュニア選手権出場、体育学部4年足立夢実が日本代表選手としてローマオープン、2009世界水泳、2010アジア大会出場、体育学部2年杉山美紗が2010アジア大会に出場を果たし,世界の舞台で活躍している。
平成22年10月に日本で初めて開催された競泳ワールドカップ東京大会では、4名の選手(井上新(体育学部4年)、兵頭洋樹(体育学部2年)、鈴木和樹(体育学部1年)、井田憲吾(理工学部1年))が出場し、井上新が男子50mバタフライで決勝に進出し5位(日本人2位)という結果を残した。
(参考文献:国士舘大学体育学部五十年誌)
平成27年度 関東学生選手権 男子1部優勝(103点),女子1部6位(48点)
日本学生選手権
平成26年度 関東学生選手権 男子1部2位(105点),女子1部8位
日本学生選手権
平成25年度 関東学生選手権 男子1部3位(),女子1部
日本学生選手権
平成24年度 関東学生選手権 男子1部3位(),女子1部
日本学生選手権
平成23年度 関東学生選手権 男子1部,女子2部優勝1部昇格
日本学生選手権
平成22年度 関東学生選手権 男子1部5位(74点)1部残留,女子2部3位(60点)
日本学生選手権 男子団体21位(11点)
平成21年度 関東学生選手権 男子1部8位(37点)1部残留,女子2部7位
日本学生選手権 男子団体19位(16点)
平成20年度 関東学生選手権 男子1部6位(26点)1部残留,女子2部4位
日本学生選手権 男子団体出場
平成19年度 関東学生選手権 男子1部6位(31.5点)1部残留,女子2部7位
日本学生選手権 男子団体17位(2点)
平成18年度 関東学生選手権 男子2部2位1部昇格,女子2部9位
日本学生選手権 男子団体出場,女子団体36位